センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

2022年10月のブログ記事

  •  10月が終わる

    なかなかしんどい10月だった。 ボキボキに折れて散らばってしまった、 自己肯定感を拾い集めて 何事もなかったように また歩き出す。 いくつになっても 苦しいときは苦しい。 いくつになっても つらいときはつらい。 何もなかったように 笑って過ごすけれど 苦しいと言えることは大事。 つらいと言えること... 続きをみる

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  •  大人として生きていく

    次男は昨日、友人の結婚式に出席し 今日の午後に帰って行った。 ひとり暮らしでは  なかなか野菜も食べられないだろうと 鍋の用意をしていたのだけれど 結局、結婚式の流れで久しぶりの友人たちと 楽しい時間を優先させることになった。 連絡もなかったので怒ってもいいところだが なかなか会えない友人たちとの... 続きをみる

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  •  明け方の唸り声

    2度目の転職が決まっている次男は 有給を使ってロンドンへ行き、 日曜日まではこちらにいる。 相変わらず明け方に大きな声で唸ったり 何事か寝言を言っている。 ストレスがたまっているのか そういうたちなのか… そういえば 彼がまだ幼い頃、こんなことがあった。 夜、いつものように寝かしつけて テレビを見... 続きをみる

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  •  ビューティーモード

    今まで何度か証明写真機ボックスに お世話になってきた。 少しでも良く写るように 料金を上乗せしてビューティーモードで 撮ってきた。 しかし ちっともビューティーにはならない。 ビューティーモードって ウソやん¯⁠\⁠_⁠ಠ⁠_⁠ಠ⁠_⁠/⁠¯ 自分の顔を棚に上げて文句を言う私だ。 就活中だった次男... 続きをみる

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  •  フィッシュアンドチップス

    次男がロンドンに行ってきた。 サーチャージがびっくりするほど高いのに たった3泊したのみである(⁠・⁠o⁠・⁠;⁠) ロンドンにいる友だちがバッキンガム宮殿や ビッグベンや主な観光地に案内してくれて すごく楽しかったそうだ。 おまけでパリまで出かけたらしいが カフェで働く日本人に 地下鉄はスリがい... 続きをみる

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  •  きりがない

    新聞を読んでいたら、 安全保障関連法や核の脅威について 触れられていた。 我が国が防衛に力を入れれば 我が国と敵対関係になるかも知れない国は さらに軍備を増強するだろう。 そうなれば 我が国もさらに軍備を増強し、 その繰り返しで行き着くところは核兵器だ。 識者は言う。 敵対国は 核兵器など使わなく... 続きをみる

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  •  魔が差すとき

    昨日、 罪を犯した同級生のことを思い出したのは 取引のある金融機関で  担当だった人が顧客のお金を着服したことが 発覚したからだ。 その金融機関は 前にも多額の着服をした職員がいて 大問題になった。 いくつかの支店で そうした事案が重なったので 監査が入って かなり厳しい状況だった。 それなのに ... 続きをみる

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  •  罪と罰

    昔、まだ夫と暮らしていた頃 私は仕事を終えて、 バタバタと夕飯の支度をしていた。 夕方のテレビのニュースを 聞くともなく聞いていたが ある名前にハッとして手を止めた。 テレビの画面を見ると その名前が映されていた。 特別珍しい名前ではない。 ただ、下の名前が ありきたりな普通の読み方と違う。 もし... 続きをみる

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  • 「あなたに会えてよかった」

    「あなたに会えてよかった」は 小泉今日子さんのヒット曲だ。 この歌詞を小泉さんが書いていたことを 初めて知った。 この曲は切ない恋の曲だと思っていたけれど 小泉さんが当時、 入院中の父親を思って書いた歌詞だという。 その3年後に父親は亡くなったので 余命を意識した歌詞だったのかも知れない。 書くこ... 続きをみる

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  •  いつかきっと後悔する

    就活を本格的に始めるため 履歴書用の写真を焼き増しに出かけた。 車で行けば10分ほどで行けるのに 気持ちが病んでいる私は 歩いて疲れることが大事な気がして ひたすら歩き続けた。 到着した写真店では 七五三参り後の家族が撮影中だった。 30代の夫婦と小さな女の子、赤ちゃん、 そして夫婦双方のご両親。... 続きをみる

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  •  報われなくても

    やっと終わった金曜日 久しぶりに電車の駅から景色をながめ 最悪の気分を情けなく抱きしめていた。 ヘトヘトになって帰りつくと 食事の支度をしながら涙が出た。 がんばって がんばって でも、少しも報われなかった毎日 涙ぐみながら食べる晩ごはんは 子どもの頃を思い出させる。 泣いたら楽になると思いながら... 続きをみる

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  •  あと少しだけ

    前にいっしょに働いていた人が 亡くなったことを知らされた。 夏に余命2年だと聞いた。 しかし 9月になると突然余命2か月になった。 あっという間だった。 明るくて元気な女性で 素敵な家を建て、国内も海外も たくさん旅行に出かけた。 誰もが羨むような人生だった。 何があっても乗り越えていける人だと ... 続きをみる

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  •  これで良かった

    自分の弱さにうんざりする日々だが ひとつだけ良いことがあるとすれば そういう自分とがっつり向き合えたことだ。 順風満帆で生きていたら きっと 私は誰かの痛みに無関心だった。 善良な市民ではあるけれど 自分のことだけ考えている人間だった。 だから 今はしんどいけれど これで良かった。 しんどいからこ... 続きをみる

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  • 「心配するな、地球は丸いぞ。」

    あちこちから そこはかとなく 金木犀の匂いがする。良い季節だ。 まだ、金木犀の香りに気づくことができる。 落ち込んでいようが、やさぐれていようが 季節はちゃんと変わっていく。 たぶん私はすごく疲れている。 すごく疲れているけれど 体中が緊張していて ぐっすり眠れない。 いっぱいいっぱいの気持ちと ... 続きをみる

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  •  泣いてしまえ

    人間、泣くことって大事らしい。 泣くことそのものに浄化作用があるという。 自分の中身がドロドロになって 自分にも世の中にも嫌気がさす毎日だが とりあえず わんわん泣けたら すっきりしそうだ。 我慢して 何でもないみたいに笑ってたら ひとりになったとき しんどい。 もう、頑張れない。 そう思いながら... 続きをみる

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  •  ときめきと虚しさと

    世の中は不倫に対して厳しい。 昔は金妻ブームがあったこともあって 今みたいに不倫に対して厳しくなかった。 私は 好きになってしまったものは仕方ない と思っている。 人間は感情の動物だから 理性で抑えられない思いもある。 夫と暮らしていた頃、 夫がPTAの役員を引き受けたことがある。 若くてきれいな... 続きをみる

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  • 「よくがんばりました。」

    待ちに待った休日なのに 自分の気持ちが暗く塞いで 迷路に入る。 きれいに晴れた青空を見上げながら あまりにも駄目な自分にため息をつく。 自分を嫌いになりたくないなぁ。 駄目な自分の味方になっていたいなぁ。 しかしながら 自己肯定感は氷点下である。 朝、新聞の本の広告欄が目に入り 喜多川泰さんの本の... 続きをみる

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  •  「アホなんですか?」

    国会に出席しないユーチューバー議員が 何かとネットを騷がせている。 この人はどうして国会議員になったのかな。 この人に投票した人たちは この人に何を期待したのかな。 「で、俺だけ攻撃?アホなんですか?」 他にも国会を欠席してる人がいる、とか 居眠りしてる人がいるとか、 自分への批判がお気に召さない... 続きをみる

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  • 生ゴミ処理機が欲しいのだ

    私の住む街では この秋から生ゴミとプラスチックゴミとの 分別収集が始まった。 分別してみると プラスチックゴミが   いかに多いのかがよくわかる。 プラスチックゴミに比べれば 生ゴミなんて わずかなものだ。 ならば、生ゴミも生ゴミ処理機で処理すれば もっとスッキリするのではないだろうか? 私には少... 続きをみる

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  •  次のターゲット

    昨日、書いた「沈みゆく大国アメリカ」は 最後の章で「次のターゲットは日本」 というタイトルをつけている。 ウォール街と経済界に支配された、 アメリカ政府は日本に圧力をかけ続ける。 規制緩和を進めるための法改正は 安倍政権のもとで速やかに行われた。 日本の「成長戦略」は 何かを犠牲にしての戦略だ。 ... 続きをみる

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  •  「無知は弱さになる」

    病院へ行くときは 文庫本を1冊持って行く。 先日、胃カメラと乳がん検診の結果を 回収に行ったときは 堤未果さんの「沈みゆく大国アメリカ」 という本を持って行った。 買ってから、ずっと本棚で忘れられていた。 オバマ大統領の頃の話だから  8年ほど前に書かれたものだ。 堤未果さんを初めて知ったのは 「... 続きをみる

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  •  温かい人

    世の中にはとても素敵な人がいる。 全身から温かさがあふれていて あざとさが1ミリもなく、さり気なく優しい。 70代のその人は 田舎によくいるような 素朴に人がいい、 素敵な人だ。 大変なことも 苦しいことも きっとあったはずなのに 今、そこにいるその人は ただ、ただ、温かい。 生まれながらの資質な... 続きをみる

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  •  魔物よ、静かに去れ

    なんだか憂鬱な三連休だった。 気持ちが塞ぎ、 気がつくと下ばかり見ている。 オリンピックのとき よく「オリンピックには魔物がいる」と 言われるけれど 魔物はいつだって自分の中にいる。 その得体の知れない魔物が 駄目な自分をどうしようもなく追い詰める。 私の大事な人生の一瞬を 魔物に手渡してはいけな... 続きをみる

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  •  「黙らない人」

    久しぶりに雑誌を買った。 週刊文春WOMANである。 赤木雅子さんと小泉今日子さんとの対談に 興味があったからだ。   小泉さんは、例の公文書改ざん事件と 赤木さんの自死が気になっていて 赤木雅子さんの「私は真実が知りたい」 という本が刊行されたとき、すぐに読み ツイッターで紹介したのだという。 ... 続きをみる

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  • 「拝啓 安倍晋三様」

    国葬儀をめぐっては 賛成、反対、あちこちで大論争が起きた。 そして 終わってからも 国葬儀そのものや 元総理の政策について検証されている。 良いことだと思う。 元総理が亡くなったときに 国民には 悼む気持ちが先にあった。 人間としてあたりまえのことである。 しかし その気持ちを政策に利用するのは ... 続きをみる

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  •  プラスの勝ち抜き戦

    新聞のエッセイで  益田ミリさんが書いていた。 ご機嫌ナナメのタクシーの運転手さんに 当たってしまったとき ミリさんはこう思うようにしているそうだ。 「愛想よくしたら負け、    っていう勝ち抜き戦に出場しているヒト」 そうだ。そういう受け止め方がいいと思う。 サービス業に従事しているのに やたら... 続きをみる

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  •  幸せの裏側

    誰とも一切関わらずに 生きていくことなんてできない。 人間の幸せって 半径5メートル以内の中だけでは完結しない。 ネットで買い物をして 居ながらにして 受け取ることができる便利さは 深夜も荷物を運んでくれる人たちや 人が足らなくても 荷物が過剰でも がんばって配達してくれる人たちのおかげ。 個人の... 続きをみる

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  • 子どもでいられる時間は短い

    月曜日の朝、いつも通る横断歩道で 先生に両手を握られ、向かい合わせになって 一歩ずつ進んでいく子どもを見た。 1年生らしきその男の子は 先生に手を握られたまま、ぴょんぴょんと ジャンプしながら 「い〜や〜だぁ〜!」と叫んでいる。 わかるなぁ。行きたくないんだね。 何が嫌なのかな? 日曜日は楽しく過... 続きをみる

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  •  学校という伏魔殿

    担任の先生は一国一城の主だ。 クラスの中で どんなことがあっても 保護者からのクレームがない限り なかなか外には伝わらない。 しかし その学校は 問題のあるクラスがあったので 時々、校長や教頭が見回っていた。 1年生のクラスで給食の介助に入ったとき ひとりの子どもが片付けが終わっても 給食を食べ続... 続きをみる

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  •  先生のいじめ問題 ③

    いつも氷のような表情で 冷たく子どもたちを威圧する2年生の担任は 発達障害の子どもが嫌いだったのだと思う。 Y君という、おとなしくて、 少し知的レベルの低い子どもがいた。 喘息の既往歴があり、よく学校を休んだ。 休んでも、宿題は免除されない。 勉強が苦手な上に 休みが多いので たまった宿題は消化し... 続きをみる

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  •  先生のいじめ問題 ➁

    発達障害の子どもの支援に入るようになって 初めて知ったのは 担任を受け持つのは 正規の先生ばかりではない、ということだ。 常勤講師という先生が各学年に1人はいた。 仕事の内容は全く同じなのに 正規ではない、ということで 正規の先生から軽く見られていた。 正規か非正規かで差別されるのは 一般的にもよ... 続きをみる

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  •  先生のいじめ問題 ➀

    小学校の先生が受け持ちの小学2年生児童を いじめたというニュースがあった。 私は驚かないけどな。 学校あるあるの話である。 我が家の長男もいろいろあった。 発達障害の子どもを支援する教育支援員は いろいろな学年の授業に入る。 ある意味、クラスの内部のことをこんなにも 知ることのできる大人はいないだ... 続きをみる

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