センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 先生のいじめ問題 ➀


小学校の先生が受け持ちの小学2年生児童を


いじめたというニュースがあった。



私は驚かないけどな。



学校あるあるの話である。


我が家の長男もいろいろあった。





発達障害の子どもを支援する教育支援員は


いろいろな学年の授業に入る。



ある意味、クラスの内部のことをこんなにも


知ることのできる大人はいないだろう。



だから、


担任はあまり支援員を入れたがらない。




ある3年生の担任は 発達障害の子どもが


嫌いだった。



クラスに6人ほどいたその子どもたちに


いつもイライラしていた。



子どもは よく椅子を二本足にして


ガタガタ揺らすことがある。



あるとき それをやっていた自閉症男子に


「〇〇君、転んじゃえばいいのに」と


意地悪く言い放った。



かと思えば


ADHDの男子が 教室内で少し走ったら


自分の足を引っ掛けて 転ばそうとした。



自分の持ち物がきちんと管理できない男子は


算数のノートに書くページがなくなると


前のページを消しては書いていた。



それが1学期のことなのに、


2学期の終わりになっても その子は


同じノートを使って、消しては書いていた。



担任は気づかないのだろうか?


と思い、そのことを伝えると



「おかあさんが買ってくれない、というから   仕方ないんです」


で終わりだった。



今どき、100均でも買えるノートを


買ってくれない親がいるだろうか?



仮にそんな親がいたとしても 担任が


何もせずに放置しておくなんてありえない



私は このことを教務主任に伝えた。


親がノートを買ってくれないのなら


対処しなければならない。



教務主任は その母親のことを


よく知っていた。



ノートを買わないような母親ではない、と


担任を呼び付け、


すぐに母親に連絡するように注意した。



この男子は 4年生になったとき


別の担任から


机の上に何枚もの付箋メモを貼られていた。



そのメモには やってこなかった宿題が


書かれていた。


できないから、何枚もたまっていくのだ。



算数の補助に入る講師の先生が


それを見て驚いていた。



今どき、あんなことはしてはいけない。


子どもへの虐待になる、と。




また、2年生のクラスでは


自閉症の子どもが騒いだりすると


クラスの連帯責任になった。



次の時間は 体育にしようと思ったが


〇〇が騒いだから、算数にする、と。



そうなると、みんながその子どもをなじる。



そして、その後


その子どもが騒ぐと、他の子どもたちが


押さえつけるようになった。



これは 最低なやり方だ。



ほかにもある。



独善的な保護者に振り回されたある担任は


その子どもに当たるようになった。



その子は話すことができないので、


その子の目の前で、母親の悪口を言った。



耳は聞こえていて、感受性豊かな子だったが


何も感じないとでも思ったのだろうか。



私のこの学校での結論は


先生というのは 手のかからない優等生が


好き、ということだった。



そして


えこひいきもいじめも普通にあって



学校というものが 聖域などではない、


ということも嫌というほど


知ることになったのだった。