松田聖子さんは

デビュー当時、一重まぶただった。

それが途中から二重まぶたになったので

整形を疑われる記事が出たこともある。

作家の林真理子さんが昔、書いていた。

自分も一重まぶただったが、

加齢により二重まぶたになった、と。

つまり、しわにより二重になったのだ、と

いうことであった。

一重まぶたで生まれ育った私は

羨ましかったのと同時に

本当か？と疑っていた。

しわで二重まぶたになるものなのか？

その答合わせは突然やって来た。

長男がお腹にいたときのことだ。

臨月近くになると、顔がどんどん尖っていき

左のまぶたが二重になった。

初めての二重まぶたは新鮮で嬉しかったが、

片方だけなのが残念だった。

やがて、出産が終わると

二重まぶたはまた、一重に戻った。

次に二重まぶたになったのは

次男がお腹にいたときである。

やはり、左のまぶただけ、二重になった。

そして、これは出産後も定着したのだった。

嬉しいような、そうでもないような…

憧れの二重まぶたも、片方だけってのは

なんだかなぁと思っていた。

そして、今。

なんと一昨日から私の両目は

二重まぶたになったのである。

原因は何か、と言えば体調不良である。

土曜日の胃痛で寝込んでいたら

右目も二重になっていた。

寝起きにはままあることではあるが

今はまだ、元に戻っていない。

林真理子さんの加齢によるしわ説は

全く正しい、と思った。

そして、全盛期の松田聖子さんもまた、

寝る間もないほどの忙しさで

顔が痩せて二重まぶたになったのだと思う。

この歳になって　今さらではあるが

両目二重まぶたは新鮮である。

誰も整形したとは思ってくれないだろう。

まぁ、加齢によるしわ説が妥当なところだ。

というか、やつれた感は否めない。

もう、美容も何も、どうでもいいくらい、

ヘトヘトヨロヨロの私である。

鏡に映る、初めましての私の顔に

せっかくの二重まぶたも、

なんだか不憫に思える現在なのである。