センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 きりがない


新聞を読んでいたら、


安全保障関連法や核の脅威について


触れられていた。



我が国が防衛に力を入れれば


我が国と敵対関係になるかも知れない国は



さらに軍備を増強するだろう。


そうなれば



我が国もさらに軍備を増強し、


その繰り返しで行き着くところは核兵器だ。



識者は言う。


敵対国は 核兵器など使わなくても



ミサイルを核施設に打ち込めば


同じ効果が得られると。



あの福島の電源喪失を思い起こせばいい。


核の脅威はこんなにも身近にあるのだ。



防衛費を増額して 軍備を増強すれば


平和が維持されるわけではない。



きりがないのだ。どこまでいっても。



戦争は


勝ちの後にも 負けの後にも



犠牲となったたくさんの命がある。



そのたくさんの命と引き換えに


国は何を得るのだろうか。



きりがない。


永遠にきりがない。