センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

2023年3月のブログ記事

  •  始まりは卵から

    私は、中学生のとき  さだまさしさんのファンだった。 さださんは、 コンサートでのトークが抜群にうまく、 それだけ集めてDVDができたくらいだ。 そして、多くのアーティストと同じく、 演技もできて、文才もある。 とても素敵な人なのだけれど あの「関白宣言」は ちょっとなぁ… さださんの本意は別のと... 続きをみる

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  •  アンサーソング

    別のブロガーさんが、 新婚の夫君について投稿されていた。 友人と時を忘れて楽しく過ごし、 ほんの少し帰宅が遅れたら 先に帰宅していた夫君が怒っていた。 なぜ、そんなに怒られるのか理解できない。 自分は夫の所有物ではない。 夫の考え方は正しいのか?という内容だ。 私は、亡くなった夫にそっくりだな、と... 続きをみる

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  • 「アルジャーノン」

    今日は、母を連れて私立の病院へ行った。 病院はどこも混んでいるイメージなので 朝、8時半に到着するように出かけた。 まだ、二組しか患者はいない。 早めに来て良かったね、と母と話した。 ところが、診療開始の9時になっても 外来待合室は空き空きである。 どう見ても、スタッフの数の方が多い。 私は少し心... 続きをみる

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  •  桜の花の中

    旅行から戻って来た母は 何事もなかったように能天気である。 問題を起こして、人様に迷惑をかけたことも それで、兄が激怒していることも とにかく忘れている╮⁠(⁠╯⁠_⁠╰⁠)⁠╭ 私は、地域包括支援センターとか 病院とか、あちこちに電話をして まずは 現状を知ることから始めた。 どこの病院も、ほと... 続きをみる

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  •  苺の悲しみ

    近所の八百屋さんに出かけた。 たまに利用するお店で、顔なじみだ。 野菜を何点か購入すると、 店主がニコニコと「苺もうまいよ」と言う。 私は 少しだけ躊躇したけれど 「おすすめは?」と聞いて 店主おすすめの苺を購入した。 500円だった。 そのお店は全体的に安い。 市場の売れ残りを仕入れているからだ... 続きをみる

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  •  崇高な理念

    防衛力を5倍にする、と総理は強調した。 それは、他国への牽制にもなるが 平和憲法に乗っ取り、 我が国も他国も同様に平和であれとの願いを 打ち砕くものでもある。 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われ... 続きをみる

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  •  危ない橋

    「安全確保と保秘を徹底して、実現させろ。  それができない外務省なんて要らねぇ。」 約1ヶ月前、そう声を荒らげ、外務省幹部に キーウ行きの調整を急ぐように指示したのは 我が国の総理である。 電撃的なキーウ行きの舞台裏を検証した、 新聞記事に書かれていた。 「俺一人の命ならいいが、日本の首相が  命... 続きをみる

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  •  フルスイング

    兄から 母の問題行動を知らされた夜、 私の頭にスイッチが入った。 ネットで短時間勤務の仕事を探し、 いくつか応募した。 翌日、決まっていた勤務先に事情を伝え 採用を辞退した。 義姉夫婦に義父の土地問題について どちらが相続するかを決めるための提案を 手紙に書いて送った。 私が相続しても、またすぐに... 続きをみる

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  •  嵐は突然やって来る

    WBCに歓喜し、就職問題に悩んでいたのに 突然、何もかもが吹き飛ぶ知らせが来た。 母と兄はまたもや旅行中なのだが、 母が人様に迷惑をかけるような問題行動を 起こした、と兄からラインが来たのだ。 確かに、物忘れが多くなり 母が、自分でも「頭がおかしくなった」と こぼしてはいたけれど。 旅行に出かける... 続きをみる

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  •  宴の隙間

    日本中がWBCに歓喜するなか、 我が国の総理は 秘密裏にウクライナに渡っていた。 そして、 中国はロシアへ。 和平へと進む訪問であることを願いたいが 事はそう簡単にはいかない。 過日、中央大教授の目加田説子さんが新聞に こんなタイトルの記事を投稿されていた。 「ミャンマーを忘れていないか」 この3... 続きをみる

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  •  迷える古羊

    昨日、次男はWBCの準決勝に感動し 今日の決勝を観戦するために 在宅勤務を申請しようか迷っていた。 そのラインを見たとき、 日本全国、そんな人が多いだろうな、と 思ったけれど 「いや、バレバレでしょ😅」 と返信したのは、親心である 。 どうにか冷静に会社に行ったようだが、 会社では、ちゃんとテレ... 続きをみる

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  •  愛された記憶

    私の母は瞬間湯沸かし器の人だった。 子どもの頃の私にとって 母はよそのお母さんとは違う、異質の人。 どこでその怒りに触れるかわからないので いつもビクビクしていた。 大人になっても、それは変わらず 真夜中に私の名前を怒って呼ぶ母の声に 驚いて目が覚めたことがある。 もう、私は50代になっていたのだ... 続きをみる

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  •  Noと言える権利

    私は 選挙には必ず行く。 そして、 「そんなところに投票しても死票になる」 と言われるような党に、人に、投票する。 いつだって不動の安定性を保つ党には 絶対に投票しない。 常に同じ党が政権を担うのは ある意味怖いことだと思っている。 別の政党が政権を奪ったとき 国民が期待したような成果はなかった。... 続きをみる

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  •  置き去り

    そもそも、と私は思う。 あの行政文書問題である。 文書が捏造だとか強弁されているけれど それって、どうなの? もちろん、捏造なんてありえない、なんて 思ってやしない。 都合の悪いことは、真っ黒に塗りつぶすし なんなら改ざん、廃棄してしまう国である。 捏造だってあるかも知れない。 しかし、だ。 捏造... 続きをみる

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  •  隠れた不自由

    侍ジャパン、絶好調のようだ。 私はサッカーワールドカップに続き、 WBCも見ていない。 朝が早いので、見たいテレビは予約録画だ。 スポーツは録画で見るのはつまらない。 職業訓練が修了したので、 準決勝は見たいと思っている。楽しみだ。 サッカーワールドカップの時にも書いたが、 こうしたビッグイベント... 続きをみる

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  •  旅立つ準備

    昨日、暖かな春の陽射しの中で 私たちは修了式を迎えた。 前日、ぎりぎりまでの大掃除で みんな、疲れてあちこち痛い。 それでも 駆け抜けた1年のあれこれが 今となっては優しく思い出され ほんの少しの寂しさとやりきった達成感とで みんなの顔は明るい。 わたし達は  もうここで咲く桜は見ることができない... 続きをみる

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  •  私の桜もいつか咲く

    今週はもう職業訓練の修了式だ。 あっという間の1年だった。 自分の不器用さを思い知る日々だったが 去年はできなかったことが 今、不器用なりにできるようになった。 この年齢で  石橋を叩いて壊してしまうほど臆病な私が 思い切って飛び込んだ世界。 やり切れて良かった。 ちゃんと石橋を渡れて良かった。 ... 続きをみる

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  •  春の陽射し

    日中の陽射しは暖かく、 暖房器具もいらないほどの気温である。 春だなぁ。春なんだなぁ。 もう、のんびりと生きていきたいけれど そういうわけにもいかない現状である。 就活、がんばろᕦ⁠(⁠ò⁠_⁠ó⁠ˇ⁠)⁠ᕤ 私は自分の足でちゃんと立って ひとりで元気に歩く。 そして、時々は月に向かって吠える。 ... 続きをみる

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  •  私が月に吠える理由

    夫の遺品にあった書類の中に 昔、住んでいた家の売却メモがあって それは全部で3枚見つかった。 昨日、最後に見つけたメモが 最も手取り額が多かった。165万円である。 おそらく この価格で決着したのだろう。 私には 一切知らされなかったが それはいい。夫の家なのだから。 もう、遠い過去のことなのだし... 続きをみる

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  •  妻、吠える

    亡くなった人のことを悪く言ってはいけない と言うけれど。    バカヤロー (⁠ノ⁠ಥ⁠,⁠_⁠」⁠ಥ⁠)⁠ノ⁠彡⁠┻⁠━⁠┻ 妻、吠える。 過去にさかのぼって怒るな、と 夫は言っていたけれど。    バカヤロー(⁠ノ⁠≧⁠∇⁠≦⁠)⁠ノ⁠ ⁠ミ⁠ ⁠┻⁠━⁠┻ 妻、吠える。 亡くなって、なお悪く... 続きをみる

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  •  夫の嘘➁

    抑えがたい憤りを原動力にして 売却予定の家は なんとか1日で片付いた。 売却が決まったのは 世間が冬のボーナスに心躍らせる頃だった。 毎月のローンの支払いは10万ほどで 半分は義父が負担してくれたが わずかな頭金だけで購入した家は 年に2回のボーナス払いが大きかった。 夏、冬2回、夫は50万ずつ払... 続きをみる

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  •  夫の嘘①

    夫の遺品を少しずつ整理している。 一人で暮らしていた夫の部屋は ものすごい量のモノであふれかえり 文字どおり足の踏み場もなかった。 大半のモノは捨てたけれど それでも次男がダンボールに3箱くらいを 家に持ち込んだ。 PCは使えない物も含めて5台。 タブレットも同じくらいある。 戦闘機やスター・ウォ... 続きをみる

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  •  平等とか公平とか

    私たちは生まれ落ちたその日から 平等でも公平でもない世の中を生きる。 何かある度に 不平等と不公平を訴えるけれど 私たちが選べるものは限られている。 公平とか平等とか あたりまえのように言うけれど、 実はそれがいちばん難しい。 大地震でようやく人々の関心が寄せられたが シリアはもうずっと前から過酷... 続きをみる

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