センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 報われなくても


やっと終わった金曜日


久しぶりに電車の駅から景色をながめ


最悪の気分を情けなく抱きしめていた。




ヘトヘトになって帰りつくと


食事の支度をしながら涙が出た。




がんばって がんばって


でも、少しも報われなかった毎日



涙ぐみながら食べる晩ごはんは


子どもの頃を思い出させる。



泣いたら楽になると思いながら


泣けないくらいいっぱいいっぱいだった。



でも、今日はもう終わった。


誰も慰めてくれなくていい。



私は 泣いて泣いて


この痛みを乗り越える。



泣いて泣いて 自分を抱きしめる。


まだ、自分自身をあきらめたくはないんだ。