センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 置き去り


そもそも、と私は思う。


あの行政文書問題である。



文書が捏造だとか強弁されているけれど


それって、どうなの?



もちろん、捏造なんてありえない、なんて


思ってやしない。



都合の悪いことは、真っ黒に塗りつぶすし


なんなら改ざん、廃棄してしまう国である。



捏造だってあるかも知れない。



しかし、だ。


捏造された、と言われているのは


行政文書だぞ?



絶対にあってはならない、捏造なんてことが


行政文書で行われている、と


かの大臣は公に吠えているのだ。




この国は、


そんなありえないことを普通にやっている、


と、公に発言しているわけだ。



アホなのか?



政治家の嘘には慣れっこの国民だが


いくら自分の身を守るためとは言え、



捏造、なんて言葉を選ぶその愚かさ。



そこまで言うなら、徹底的に調査して


その結果を国民に公表すべきではないか。



私たち国民は



公的な書類の提出には 間違いのないように


かなりの慎重さが求められる。


ちょっとしたミスも許されない。



あ〜、めんどくさい!という手続きも


幾つもある。



公的な書類って、


庶民にとってはそういうもの。



そんな簡単に 改ざんしたり、捏造したり


できないのがあたりまえなのだ。



それを、捏造なんて簡単に言えてしまう。


 

事実がどうなのか、より


その姿勢が どうにも腹立たしく



また、曖昧にお茶を濁されるのかと思うと


どうにもモヤモヤが払拭できないのである。



私たち国民は 


いつも どこまでも 置き去りだ。