センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

夫のブログ記事

夫(ムラゴンブログ全体)
  •  二重線

    人が亡くなると 死亡診断書が発行される。 これは 死後の手続きのあれこれに必要で 何枚かコピーしておくようにと助言される。 夫の場合は死亡診断書に二重線が引かれた。 誰にも看取られることなく亡くなったし それを見つけたのは警察官だった。 ラインに既読がつかないことはよくあった。 だから特に気にも留... 続きをみる

    nice! 50
  •  3月は去る

    あっという間に3月が終わる。 本当に この3か月は過ぎてみると びゅん!と音を立てて去っていった感じだ。 去って行ったものは二度と戻らない。 2月末から右手を痛めていて それはおそらく首からつながる痛みなのだが ふと気がつくと もうずっと長い間、この種の痛みと いつも共存している。 首は40代の頃... 続きをみる

    nice! 54
  •  カサンドラ症候群

    この言葉の定義を初めて読んだとき 私は 夫にも発達障害があるのでは、と 疑ったことがある。  (LITALICO 参照) 一般的には 夫婦関係での状態を指すことが多いが ジャーナリストの草薙厚子さんによれば、 職場での上司との関係でも使われる。 つまり 上司がアスペルガー症候群だった場合に その下... 続きをみる

    nice! 45
  • 今年の終わりに決めたこと

    あの日、 「何もしてくれてないよね。」 と、夫は言った。 「よくお金を取りに来れるよね。」 それは、4年前のことだ。 次男が大学を卒業し、 社会人として働き始めた頃だった。 夫の会社は今どき珍しく、 給料は振込ではなく、現金渡しだ。 次男が大学に入学したときから 別居を始めたのだが 生活費は夫から... 続きをみる

    nice! 34
  • 246円の価値

    前に 夫が、アルコール依存で 眠った後に酔いが回って、 夜中に色々やらかしてくれたことを書いた。 夫は、夜中に2度トイレに立つ。 そして、何故か台所で蛇口をひねり、 お湯を出しっぱなしにして ガスを止めてしまったり、 玄関や屋上に向かうドアを 開けっ放しにしたりした。    危なくて仕方ない。 だ... 続きをみる

    nice! 31
  • 負け組のひとりごと

    「お母さんが泣いとるぞ。」 と、とても偉そうに夫が言った。 まだ、義父が存命だった頃のことだ。 義父もまた、アルコールに依存する人で 義母はとても苦労した。 結納の日に初めて会った義父は とても静かで、おとなしそうに見えたが、 夫を始めとして、義母も義姉夫婦も お酒を飲ませまい、と必死になっていた... 続きをみる

    nice! 35
  • 「道楽みたいな仕事して」

    発達障害の子供を支援する仕事を始めた時、 もう夫とは別居していた。 毎朝、2時間目から入り、 5時間目が終わると、勤務終了だった。 私が支援する子供たちは 自閉症スペクトラムだったり、 ADHDだったり、学習障害だったり… 個性豊かで、 大変なこともあったが、 私はこの子たちが好きだった。 手がか... 続きをみる

    nice! 37