センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 人から必要とされたい欲

「いい年してまだ働いてるの?


 可哀そうね〜」



と言われた、というブロガーさんの記事に


私は昔のことを思い出していた。




当時、子どもたちは小学生で


私は実家の仕事を手伝っていた。



子ども会の関連で、


仕事中の私を訪ねてきた同じ町内の女性は



その営業所内を見回し、



「青色さんって〜、私の人生何だったの?


って思ったことないんですか?」



と、突然切り出した。




びっくりした。



彼女は年下で、モデルのような美人で


はっきりとモノを言う人だった。



それにしても、だ。



特に親しくもない彼女に


何故、私の人生についてとやかく言われる?



彼女は全く誰にも忖度しないで


言いたいことを言える人だったので、


彼女を苦手とする人も多かった。



それにしても、だ。


この不意討ちの攻撃は何だ?



私の気持ちは


しばらくざらついたままだった。





世の中、本当にいろんな人がいる。



彼女は私の人生になんて興味もないくせに


言ってみたかっただけかも知れない。



空気を読むとか、忖度とか


そんなことができない人なのかも知れない。



私は冒頭のブロガーさんの記事を


いつも楽しみにしている。



仕事にも人にも健康にも恵まれ、


とても素晴らしい人生だと羨ましく思う。



そしてそれは、


その人の努力の賜物でもある、と思う。




いくつになっても仕事ができるということは


人から必要とされている、ということだ。



人間にはいろいろな欲があるけれど


人から必要とされたい欲、というのは


なかなか捨てられない。



ブロガーさんに失礼な言葉を投げつけた人は


その欲から逃れられず


シンプルに 羨ましかったんだと思う。



良心が目覚めていれば


きっと 枕に顔をうずめてもがくだろう。



目覚めていなければ?



人から必要とはされないだろうなぁ┐⁠(⁠ ⁠˘⁠_⁠˘⁠)⁠┌