センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

「サザエさん症候群」とブルーマンデイ

昔は毎週見ていた「サザエさん」。


のんびり過ごした楽しい日曜日、


サザエさんの3本目の話が終わると


もう1本ないかと期待し、


エンディングテーマが始まると


なんだか気持ちがどんどん落ちていった。


そして


歌が終わると


はぁ〜、と大きくため息をつくのが常だった。


あんなに明るい歌なのに。




そんな子どもは自分だけかと思っていたが


数年前、


「サザエさん症候群」


という言葉があるのを知った。


サザエさんのエンディングテーマが終わると


「翌日からまた通学や仕事をしなければならない、という現実に直面して憂鬱になること」


            らしい。



「サザエさん」は日曜日の終わりの代名詞となっているのだ。





なるほど、


      良かった。



ため息をついていたのは私だけじゃない。



大人になっても サザエさんを見なくても


日曜日の晩は憂鬱だった。


みんな同じだ。




退職してから 久しぶりに「サザエさん」を見て


ようやくため息をつかずに


エンディングテーマを聴けたのだった。



ブルーマンデイ、


頑張る人たちの上に


 小さな幸せが沢山ありますように。