センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 そんな出来事


資源ごみ収集日の朝、


勝手口の外に置いてある資源ごみを出そうと


外の駐車場から回ってごみ箱を見た。



すると、そのごみ箱のそばに


ちょこんとビニール袋が置いてある。



手に取って見てみると


サバ缶やらサンマ缶の空き缶が入っている。



一瞬、思考停止した。


あれ?



我が家はサバ缶は食べない。


サンマ缶も買わない。



ん?どういうこと?


フッと我に帰り、胸がざわついた。



我が家の資源ごみ用のごみ箱は


当然、敷地内に置いてある。



お隣は駐車場になっていて、柵もある。


その缶ごみをそこに置くためには


その柵の間から投げ込むか



或いは 我が家の駐車場を通って


勝手口まで来なければならない。



それが気持ち悪かった。



わずか4缶ほどの空き缶だが


中はきれいに洗ってある。



空き缶をきれいに洗える人が


空き缶を資源ごみ収集場まで運ぶことが


何故できないんだろう?



確かに収集場までは


我が家からでも少し歩かなければならない。


それでも3分ほどの距離だ。



何故?誰が?いつ?



わざわざ他人の敷地に入り込んでまで


それを捨てなければならなかったんだろう。



初めての出来事に驚いた。



もちろん我が家のごみと共に捨てたけれど


なんだか気持ちが悪くて嫌だ。



駐車場を柵で囲うのも車が入れにくくなるし


あまり現実的じゃないけれど



外から見えにくい場所にあるのに


わざわざ外のごみ箱のそばに置いてある、


ということが



ものすごく気持ちが悪いのだった。



隣近所は良い方ばかりだし、関係は良好。


嫌がらせじゃないよね?まさかね?



などとマイナスの風に吹かれてしまった朝。


気を取り直して、外に出かけ


おいしいランチで自分を甘やかした。



近くであった、陶芸の展示を見に行き


ちょっと幸せな気分になった午後。



私の大事な1日はね、誰にも台無しには


させない。



さぁ、また新たな1日を頑張ろう!