センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 お局様はブレない


本当にブレない。



お局様に王道があるとしたら 


彼女は王道一直線である。



「私には、こんな経歴があるのよ。


 こんな資格も持ってるの。


 完全に貴方より上なのよ。



 なのに、どう?この職場のこの扱い。


 私を下に見過ぎてるのよ。信じられない。


 私のほうが経験豊富なのにね。」



お局様語を訳すと ざっとこんな感じ。



貴方は、どんな経歴があるの?


と、値踏みされたあの日から



ずーっとこの調子だ。ブレない。


こんなにも自信満々な様子が


私は羨ましくさえある。



しかし、さすがにもう飽きた。


お腹いっぱいである。



自分のお気に入りの子どもには甘々で


私が関わる子には厳しい。



なんだ、それ╮⁠(⁠╯⁠_⁠╰⁠)⁠╭



ホントにブレないお局様なのだ。



お局様はお嘆きになる。


オーナーが業界の素人で困る、と。


おかげでストレス太りだと┐⁠(⁠‘⁠~⁠`⁠;⁠)⁠┌



それだけ言いたいことを言って


まだ、足らないと?(⁠ノ⁠ಥ⁠,⁠_⁠」⁠ಥ⁠)⁠ノ⁠彡⁠┻⁠━⁠┻




あの人も この人も 不平不満の嵐である。


問題が山積し過ぎて 途方に暮れる。



勇者コタロウの頭をなでながら


私は猫だったら、お尻を噛まれるタイプかも


と、ため息をつくのである。