センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 埋めようのない何か


冬になったら ものすごくお腹がすく。



そんなに動いているわけでもないのに


ものすごく食べたい。



生き物として寒さから身を守るために


脂肪を貯め込もうとしているんだと思うが



私の場合、どうもそればかりじゃない。



自分の中に どうにも埋めようのないものが


あって、それを埋めるために



何かを買ったり やたら食べたり


という行動を引き起こしている気がする。




真夜中に目が覚めて


わけのわからない不安で冷や汗をかく。



毎日があっという間に過ぎることが


ありがたいような、怖いような…



人間って いつまでたっても


悟りなんか開けないし


いつまでたっても 何かに怯える。



埋めようのない何かを


きっと ずっと 胸に抱いて


生きていくんだろうな。