センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 まだ間に合う


例の


「敵基地攻撃能力保有の正式合意」について



法政大前総長の田中優子さんが


厳しく書いておられる。



日本は 以前から米国から要請されていた、


防衛費の増額に踏み切った。



米国の盾となり矛となることへの期待に


日本は応えたのだ、と。



もう既に そんな道筋はできていた。


安倍政権は安保関連法で


集団的自衛権行使を可能にした。



我が国は着々と 盾と矛への道を


歩み始めているのである。





田中さんはこう書いている。



「考えることなく米国に従う自民党、


 考えることなく自民党に従う国民。


 そして旧統一教会に従う自民党と国民。」




そして、堀内勇作ダートマス大学教授の


日本人の選挙行動を調査分析した結果を


参照されている。



それによれば



有権者にとって特に重要と思われる争点の


政策を政党名を隠して選んでもらうと



必ずしも自民党の政策への賛同が多い


わけではない。



しかし、


自民党の政策パッケージだと提示した途端、


それを選択する確率が跳ね上がるのだと。



つまり


「私たち日本の国民の多くは


社会の現実と政党の政策を知り、


その上で投票しているわけではなかった。」



ということになる。



田中優子さんのこの寄稿には


「マインドコントロール」というタイトルが


つけられている。



私たちは 知らず知らず


マインドコントロールされていたのかも


知れない。



本当にそこにある危険は何?



考えろ、考えろ、考えろ。


私たちは まだ間に合う。