センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

「男がスーパーの袋なんか持って歩けるか!」問題


昨日、「女は下」という考え方を持っていた


夫のことについて書いたが



その話を友だちにしたとき、


彼女は別の友だちの話をしてくれた。



彼女の友だちのご主人は


夫の実家と同郷の人で



家のことは、よく手伝う人らしいのだが


身重の妻とスーパーで買い物をしたとき



その買い物の重い荷物を


全部、妻に持たせて歩いたのだと言う。



ご主人曰く、



「男がスーパーの袋なんか持って歩けるか!」



だそうだ。




    だっさ¯⁠\⁠_⁠ಠ⁠_⁠ಠ⁠_⁠/⁠¯




身重の妻に重い荷物を持たせて


自分は手ぶらで歩くなんて



そんなダサい男、人間やめてしまえ


(⁠╯⁠°⁠□⁠°⁠)⁠╯⁠︵⁠ ⁠┻⁠━⁠┻


と、思った私なのである。





前に電車に乗ったとき、斜め向かいに


40代くらいの男性が乗っていた。



キチッとスーツを着たサラリーマン風だ。


電車は満席だった。



次の駅に止まったとき


身重の女性が乗ってきた。



すると、その男性は


その女性が乗るやいなや



サッと席を立ち、女性を座らせたのだ。


女性が遠慮したり、迷ったりする間もない、


あっという間のことだった。



全く躊躇することのない、その動作が


なんともスマートでカッコよく



世の中にこんなにスマートに席を譲れる、


素敵な人がいることに感心したのだった。



あたりまえのことのようだが


なかなかこんなふうにはできない。



この人は 身重の女性の大変さを


ちゃんと理解していたのだ。



きっと お年寄りに対しても同じだろう。


人としてのカッコよさってこういうことだ。



男がスーパーの袋なんか持って歩けるか!


と言った男性は



前に書いた人生相談の話と同じで



パンツ1枚でウロウロしても


それを いっしょに暮らす家族が



どう感じるかなんて どうでもいいという


種族なのかも知れない。



誰かを大切にできることが


本当のカッコ良さだと


みんなが思える社会になぁれ!