センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 誰かが見ていてくれるよ


朝、登校する子供たちを見守る先生が


腰を屈めて、一人ひとりと目を合わせながら



「おはよう!」と挨拶している。



毎朝、何人もの見守りボランティアさんに


きちんと挨拶できない子もいるのだろう。



下を向いたまま、心ここにあらずで


挨拶している子もいる。



先生の背は180センチはある。


一人ひとりに目を合わせるのは大変だろう。



けれど


これは大事なことだ。



毎朝のことだからこそ


きちんと挨拶をする。



そして、大人が目を合わせてくれる、


というのは気にかけてもらえるということ。



それは、信頼に繋がる。



   いってらっしゃい。



泣いても、笑っても、怒っても


今日は今日しかない、大事な1日。



誰かが ちゃんと見ていてくれるよ。