センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 たかが税金、されど税金


何か重たいモノが肩に載っている。


その重たいモノが私を憂鬱にさせる。







税金である。



昨日、届いた市役所からの2通の郵便物。


最初に開封した方には


47600円の還付金があると書かれている。



やった~!


これから固定資産税の支払いがあるので、


還付金はありがたい。



2通目の郵便物は 夫の納税通知書だ。


令和2年の市県民税賦課額の納税通知書で


3月に市役所から電話をもらっていたものだ。



相続人が支払わなければならない。



そのときの電話では


納税の意思はあるが、相続伸長の申立中で


納税することで、相続承認と見なされないか


と心配している、と話をした。



相手方は、確認の上で書類を送るとのことで


それが昨日の郵便物、というわけだ。



納税だけでは相続承認には当たらない、


という見解らしい。



納税額は10万3千円...



なぜ、賦課されたのかと言うと


令和2年の年末に 私が扶養を外れたからだ。



その頃は時給の良い仕事に就いていたので、


扶養からは外れざるを得なくなった。



前の年の年度末に夫には伝えておいたが、


そのまま放置されていたため、


年末に私から夫に再度連絡したのだった。



このときの夫は ものすごく不機嫌だった。



もちろん、


夫の払う税金が増えることになるので、


不機嫌になるのは仕方ない。



何より 手続きが面倒くさかったのだろう。




そうだ、あれだ。


あのときの賦課金だ。







   痛い…痛いぞ、税金。



固定資産税にため息をつき、還付金に喜び、


夫の納税通知書にまたため息をつく。



   たかが税金、されど税金。



生きていくのもなかなか大変なのである。