センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

こぼれたミルクは戻らない


きっと万国共通でこの手の言葉がある。



日本なら「覆水盆に返らず」


    「後悔先に立たず」



後悔のない人生なんてないってことだろう。


私の後悔は何だろう?



いっぱいあるような気もするけれど


今さらそれを数えあげたとて



「こぼれたミルクは戻らない。」



何かを言ってしまったことの後悔より


言えなかった後悔の方がうんと多い。



それが自分のだめなところなのだけれど


それが私なのだし。



こぼれたミルクは


こぼれるべくしてこぼれた。


ということも、わかりつつある。



私は今年の目標を決めた。



絶対に着なかった色の服を着て


作ったことのない料理を作る。



やったことのないことをやって


行ったことのない所へ行く。



安全圏から飛び出したら


どんな事が起こるのか、試してみる。



来年の今日、


私が生きてる保証はどこにもない。



安全圏から飛び出すことを怖がる自分を


超えてみたい。



自分の根っこは変えられないけれど


まだ、枝葉は変えられる気がする。



こぼれたミルクを


ただ呆然とみているのはよそうと思う。



また、新しいミルクを注がなくちゃ。