センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 あれから2年


早いな、と次男からのLINE。


早いのか、遅いのか、よくわからない。



もう随分と昔のことのような気もする。


どこかで生きてるような気もする。



この世で生きている私が幸せで


この世から消えた夫が不幸だったのかは


わからない。



生きていたかっただろうとも思うし


生きるのを諦めていたのかも知れない、


とも思う。





人の気持ちなんて、本当にはわからない。


自分の本当の気持ちだってわからない。



命日なんて覚えていたくない。


その日を大事になんて思いたくない。



私が死んだら


この世から消えた日ではなく、


この世に生まれた日を覚えていてほしい。



そして、それもいつか静かに忘れてほしい。



時々、苦しい。


時々、つらい。



生きていくのもなかなか大変なのだけど、


と大嫌いな鬼門の1月に思う私なのである。




LEO IMAI - 東へ西へ(井上陽水カバー)