センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 サボる人


明るくて気さくな人だなぁ、


と思っていた人が、実はサボり魔で、


それが現場を疲弊させる原因のひとつだ、



ということが段々とわかってきた。



前から、みんながブツブツ言っていたけれど


別の部屋で子どもを見ることが多かったから


特に気にしたこともなかった。



しかし、オーナーは常に気にしていて


それでもやんわりとしか注意しないので


改善に到らなかった。



いよいよ改善が必要となったとき、


オーナーが提案したのは



その人を私たちと同じフロアで働かせる、


というものだった。



別のフロアで働かせると


スマホを見たり、音楽を聴いたり、


挙げ句の果てに居眠りしたり、



とても保育に携わる人とは思えない行動で


保護者のクレームに繋がると考えたようだ。



果たして、それは本当に改善策なのか?



そもそも、どれだけ注意しても


なんとかサボろうとする人を


根底から変えることなんてできるのか?



もっと言えば、それほどサボりたい人が


保育という仕事に向くのだろうか?


いや、仕事に向かう姿勢としてどうなのか?



結局、同じフロアで働く私たちは


さらに忙しく、さらに大変になった。



子どもがワサワサいる時間に


マンツーマンで遊ぶのはやめて欲しい。



子どもがワサワサいる時間に


抜け出して休憩するのはやめて欲しい。



職務上の禁止行為を承知しているのに、


あえてそれをするのはやめて欲しい。



前職では公務員だったらしいけれど


きっと、評価は同じだったと思う。



マウントを取ることに忙しいお局様たちも


なかなか大変なのだけれど、



「明るくて気さくないい人」が


実は一番大変なのだった。



ちゃんと働いてくれ〜(⁠ノ⁠ಥ⁠,⁠_⁠」⁠ಥ⁠)⁠ノ⁠彡⁠┻⁠━⁠┻