センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 人手不足の日常


人が足らない。


もともと足らないのに、さらに足らない。



夏休みは、本当に人が足らない中で


必死に回していたので


職員全員、ヘトヘトだった。



夏休みが終わって、


ようやく通常モードになったのだが



体調不良により、しばらく離脱する人が出て


またもや人手不足である。



3人いたはずのアルバイトさんも


あっという間にいなくなった。



たくさんの子どもたちを


ひとりで見ている時間もままある。



介護業界とか、保育業界とか


あるあるの人手不足である。



問題なのは、


何より、仕事が回っていないのが


オーナーだということ。



市から指摘されている、施設の改善点が


何年も放置されているし


おそらく、必要書類も整えられていない。



そして、それに対する危機感が欠けている。


それがいちばんの問題である。



同族経営なので、その弊害もある。


要の部分を自分たちだけで進めて行くので


大事な何かが欠けていても気づかないのだ。



シフト表も子どもの予約表も間違いだらけで


現場の私たちは、戸惑うばかりだ。



よく今までこんなやり方でやって来れたな、


と感心するくらいだけれど、


現場から不満が漏れるのも当然だろう。



子どもの「魔が差した」問題も


スタッフに聞き取りもせず


当事者である子どもの言い分だけを聞く。



現場を見ていない人が


子どもへの聞き取りだけで動くのはまずい。



しかし、それがベストだと信じているのだ。


どこかで現場を信用していないのだろう。



イエスマンだけを側においていたら


良い変化は生まれない。



人の足らない現場で


必死に回している私たちは、



結局、必死に回せば回すほど


それがあたりまえになって


自分たちの首を締めることになる。



理不尽な話である。



できることからコツコツと。


良い方向へと変える努力はするけれど…



人間はナマモノだから


怪我もするし、病気もする。



この先、どうするの?


私は不安でたまらないのである。