センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 声


雨が上がり、良いお天気だったので、


少し草取りをした。



しかし、日々のわずか4時間の仕事が


自分の体に結構な負荷になっていて


have toのあれこれはできなかった。



午後から久しぶりにお昼寝。


窓を開けた外から


いろんな人の声が聞こえる。



それは午睡の邪魔になるものではなかったが


はっきりとその内容まで聞こえる。


他愛もない話で良かった。



先週、日曜日の午後、


買い物帰りらしい女性グループの声が


わが家の前で止まった。



正確には わが家の隣の辺りだと思うのだが


聞こえて来た話は 


わが家の土地に関することだった。



別に悪口とか 支障のある話ではない。


それでも私はドキドキした。



年配の女性たちの声は 大きくてよく通る。


その中のひとりは知っている人の声だ。



わが家が越してくる以前は


誰の土地だったのか、とか あれこれと


わが家の個人的な話まで出てくる。



やめてほしい。ご近所に丸聞こえだ。


早くその場を立ち去って欲しいのに



その話は延々と続いた。



そのうちに悪口でも聞こえてこないか、と


私のドキドキはさらに増す。



何故なら、その知っているひとりの人は


あちこちで誰かの噂話をする人なのだ。



同じような話が3周ほどすると


ようやくその声は遠ざかった。



その時に思った。


外でのおしゃべりは ほどほどに。



外は開放感があるけれど


意外にその声は響くのである。



聞こえてないつもりで話していても


わりに細部まで聞こえてしまう。



早朝や夜間はさらに要注意。


人の噂話はさらにさらに要注意。





午睡から覚めて、ぼんやりした体に


熱いサマハンを流し込む。



スパイスでヒリヒリした喉と


汗ばむほど血行の良くなった体が


少しずつ頭の中をスッキリさせる。



夕方でも まだ明るい。


1日は本当にあっという間だ。



have to の時間を始めるとするかな。