センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 幸せの形


東京から帰省中の次男は


やはり、というか 想定内、というか


毎日、あちこちの友だちと出かけて忙しい。



一昨日、遊んでいた中学時代の親友は


1年の同棲期間を経て、秋に結婚するらしい。



次男の中高の友人は結婚ラッシュだ。


本人は「焦る」と言うが



「焦るということは、


 羨ましいということ?」



と尋ねると、



「いや、おめでとうとは思うけれど、


 羨ましくはない」と言う。



で、なぜ焦る?と思うのだが


まぁ、取り残される気分なのだろう。



次男は 人と暮らすのは難しそうだ。


自分のペースを乱されたくない、という人は


結婚に踏み切るのは難しい。



それを越えるほどの相手に


まだ、めぐり逢えないのだろう。





昨日は、もうひとりの親友と


キャンプに出かけた。



昼過ぎに戻って来たが、


その親友と、そのお子さんと3人での写真を


私に撮って欲しい、と言う。



ピカピカの小学1年生は、とても可愛い。


驚いたのは、次男がとろけそうなほど


その子をかわいがっていることだ。



サッカーをやっている、


というその子のための入学祝いは


2Lの水筒だ。



嬉しそうにはしゃぐ次男。


キャンプはすごく楽しかったのだろう。



高校を卒業後にすぐ働き始めたその親友は


結婚も早く、3世帯同居の家も建てた。


もうすぐ、3人目も生まれるらしい。



ご両親も若く、素敵な家族だ。



東京のキラキラした刺激的な生活は


次男を虜にしているので


結婚は、まだ遠そうだ。



それでも、親友の子どもをかわいがる姿に


私はなんだか ほっこりする。



人並みに結婚して欲しい、とか


孫の顔が見たい、とか


私は言わない。思わない。



羨ましくない、と言えば嘘になるが


息子の人生は息子のもの。


ただ、幸せに生きて欲しい。それだけだ。



親友の子どもをかわいがる次男を


私は嬉しく思う。



幸せの形は どんなものでもいい。



誰かを 愛しいとか、大切にしたい、とか


そういう気持ちが湧き上がることは


人として、とても大事なこと。



良いGWだ。私は、なんだか嬉しい。




ハジ→ - 「あなたを守るために。〜母の歌〜」MV