センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 春の揺らぎ


春は、心も体も揺らぐ。



喉の腫れは治まってきたものの、


午前中、お風呂や洗面所を掃除していたら



あれ?ちょっとまずいかも…



少しめまいがして、昼食後は


さっさとベッドに潜り込んだ。



コロナで寝込んで以来のお昼寝だ。


軽い風邪かも知れない。



朝イチで投票に行っておいて良かった。




識者が新聞で書いていた。


日本の有権者の60%は政治に興味がない。


これは、深刻な病態と言ってよい、と。



関心がない、というのは


つまり、どうでもいい、ということだ。



あんなに


放射能汚染に敏感になっていたことも



あんなに


平和憲法改正に反対していたことも



みんな、忘れてしまった。



原発で得をするのは、誰なんだろう?


戦争で得をするのは、誰なんだろう?



アメリカと同じだ。



わずか1%の人が得をするために


この国は 安全も平和も 


売り渡そうとしている。



福島の汚染水処理問題だって


増え続ける汚染水をどうしていくのか


明確な答が出ていない。



今後、同じことが


他の原発施設で起きないという確証はない。



原発停止が完了したドイツだって


今後、廃炉や核の廃棄物の処理に


頭を悩ませることになる。




未来の子どもたちのためにって言うくせに


環境保全とかって言うくせに



核のゴミは地中深くに埋めちゃえって


ものすごく無責任だ。



結局、どこかの誰かの 大きな利益のために


私たちは 安全も 安心も 平和でさえも


売り渡す。



どうせ、とか めんどくさい、とか


見て見ぬふりの無関心で



どんどん病んでいく。



春の揺らぎは いつか治まる。



でも、無関心の揺らぎは、


いつか私たちに返ってくる。