センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 いい人


「いい人」って、よく使う言葉だけれど



以前、何かで読んだことがある。



「誰かに対して いい人って、言うけれど


 それは、自分にとって都合のいい人って


 意味になっていないか?」



ドキッとした。



確かに、自分にとって都合の悪い人に


いい人とは言わない。



「いい人ね」って言うときに

 


自分にとって


都合よく動いてくれる人であったり


場の空気を読める人とイコールであったり



そういう使い方をしてないかな?って


ちょっと考えてみる。





私の年下の友人は


とても優しくて、気遣いのできる人だ。


そして、とても真面目な人。



だから、


面倒くさい仕事とか、


人が敬遠するシフトとか



彼女がいつも押し付けられる。



でも、人を押し退けたりできないし


波風が立つよりましって 我慢してしまう。



だけど、やっぱり 納得できなくて


私にラインで嘆くのだ。



   「真面目は損」




誰でも いい人でいたいし


いい人と思われたい。



でも、それで心がすり減るのなら


「都合のいい人」はやめてもいい。



そして 誰かに「いい人」って言うとき、



誰かを「都合のいい人」にしていないかを


ちゃんと自分の心に問いかける。



「いい人」って


押し付けるものでも


押し付けられるものでもない。



疲れちゃったら やめとこ。


時には どうでもいい人になろ。



必要とされる幸せも、


必要とされない幸せも、



どっちも大事。




SEKAI NO OWARI「サザンカ」