センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

トンデモナイとかあり得ないとか



いわゆるトンデモ本と言われる本とか


陰謀論とか言われることに



私はわりと興味がある。



中には 本当に荒唐無稽な話もあって


大丈夫か?と思うこともある。




9.11の同時多発テロがあったとき


後に


あれはアメリカの自作自演だった、


という説がネットに流れた。




確か フランスの建築家が


ビルの倒壊の仕方がおかしい、と


投稿したことが発端だったと思う。



これを見て 


この同時多発テロを検証した本を


2冊購入して読んだ。



1冊には 飛行機がぶつかる瞬間の映像が


DVDに収められて付属していた。



著者が言うように この瞬間の映像が 


その後、テレビで放映されることは


なかった。



あまりに刺激が強すぎる、というような


理由だったと思う。



著者は不都合な真実を隠すためだと


考えていた。



本の中身は 写真入りで


詳細に検証が行われていた。



ものすごく荒っぽくその内容を総括するなら


誰かが 何かが



この大きな犠牲によって得られる利益や


国民を合法的に監視するシステムを


手に入れたのだ、という内容だった。



そして


その中で 真珠湾攻撃についても


触れられていた。



今、真珠湾攻撃陰謀説と言われるものだ。



真珠湾攻撃は奇襲攻撃ではなかった。


アメリカは 暗号を解読していて


この攻撃が行われることを知っていた。



しかし


当時、アメリカ国内では


反戦の機運が高まっていたので



この戦争を正当化するために


世論を味方につけるために



自国民を犠牲にした という内容だ。



これについては 


ジャーナリストの立花隆氏も触れていた。





9.11の同時多発テロについて書かれた本は 


国は 大きな利益や大きな転換のために



自国民を平気で犠牲にする、という観点から


真珠湾攻撃を取り上げたのだろう。




リメンバー・パールハーバーと9.11は


その根が同じなのだと。




その真偽については


どこまでいっても 闇の中で


私たちが真実を知ることは難しいだろう。




世の中のトンデモ本とか陰謀論とかを


軽々に広めることは 慎しむべきだが



それを 都市伝説と同列にして


笑い飛ばせない何かがあるのも確かだ。



この国も


大事なことを真っ黒に塗りつぶす現実があり



トンデモナイとかあり得ないとか


そんな言葉で スルーしてきたことが



ヒタヒタと私たちの平穏を


奪う結果になるのかも知れないと


ふと考えたりするこの頃なのだ。