センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

名もなき私たちの民主主義


大きな事件が起きて


その衝撃と悲しみと共に


なんだか説明のできない違和感を感じる。




民主主義の危機、とメディアが報じる。


あちこちで「民主主義」という言葉が


連呼される。




これは言論の弾圧を目的とした犯罪なのか?


民主主義の破壊を目的とした犯罪なのか?




十分な調査が行われていないこの段階で


5.15事件や2.26事件と並べて


民主主義への歪んだ挑戦である、と


断じていることに 違和感がある。




人の命は誰も等しく重い。


その大事な重い命を


偏ったストーリーに利用してはいけない。




命を悼むことや暴力へ怒りを向けることは


民主主義を守ることとは別の話だ。





今感じるこの違和感は



「民主主義の危機」と声高に叫ぶ人々の


一方向に傾いてしまう作られた空気の流れに


あるのかも知れないと思う。




こうした空気こそが 民主主義の危機




許し難い暴力を あっという間に


民主主義のオブラートにくるんで


違う次元のストーリーに仕立ててしまう、


そうした空気が怖い。




偏らないで 流されないで 惑わされないで



名もなき私たちの 名もなき一票を



私たちの民主主義を守るために



私たちの意思で 投じたい。





   今日は参議院選挙の日