センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 ダメな自分も悪くない


この暑さの中、


エアコンもなく、マスク着用の中での


慣れない作業に汗だくになっていたら



突然、自分のことを褒めたくなった。




いや、褒められるようなところは


一つもない。


暑さの中で頑張ってるから、でもない。




慣れない作業とは言え


こんなに不器用で、できない人間だったのだ


と、改めて気づき




よくこんな不器用さで


これまで生きてきたものだ、と


そこに感心したのである。




こんなに不器用なのに


よく頑張って生きてきたよね。


大したもんだ、悪くないよ。と




自分で自分を褒めたくなったのだ。




褒められるところなんて


一つもなくても


こうして生きてこれた。




ありがたいな、と素直に感謝する。


誰かに守られ、助けられて生きてこれた。




私も 


不器用だからこそ わかる痛みに


そっと寄り添える自分になりたいと思う。




   ダメな自分も悪くない。