センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 偏り過ぎない自分で


知ることが大事、


というブログを書いていた方があって



本当にそうだと思った。









昔、「人を殺してみたかった。」という、


信じられない動機で 


人を殺めた17歳の高校生がいた。



その後、


そうした未成年者の事件が世間を騒がせ



メディアは 


こぞって 未成年者の凶悪犯罪の増加を


刺激的なタイトルで報道した。






そんな中、


ある週刊誌で 未成年者の凶悪犯罪は


増加していない と


あるジャーナリストが書いた。



しかし、話題にもならなかった。



そのことを 


後日、そのジャーナリストが記事にした。






 未成年者の凶悪犯罪は増えていない。


 そんなことは、警察の記録を調べれば


 誰にでもわかることだ。




 誰にでもわかることなのに、


 調べもしないで、凶悪犯罪が増えていると


 恐怖を煽るような書き方で記事にする。


 その方が 売れるからだ。



 事実、自分が書いた、


「凶悪犯罪は増えていない。」という記事は 


 全く 相手にされなかった。



 むしろ、現代は


 育てやすい、おとなしい子供が多いから


 特異な事件を起こす子供が目立つ。



 だから「凶悪犯罪は増えている。」という


 ネガティブな情報に傾いてしまうのだ。





 


私たちは 毎日ものすごい情報量の中を


回遊している。



フェイクも プロパガンダも


大きく偏った「真実」も



冷静に判断することが難しい。



だから


せめて ちゃんと知る努力は必要だ。



人は 信じたいことを信じる、と


書いていた方もあったが


つまりはそういうことなんだと思う。



刺激的でなくても 信じたくなくても



歪められていないものを


ありのままのものを


受け止めていけるように



知ろうとする努力をしていきたい。




  偏り過ぎない自分で