センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

大人になるということ

昨日は成人の日だった。



4月からは18歳が成年年齢になる。


世界的にも18歳で成年とするのが


主流だそうだ。



成年になるということは


父母の親権に服さなくなるということで


自分で契約ができるということだ。



自分で携帯の契約もできるし


諸条件が整えば 車だって 住まいだって


契約できる。



これは 良いことのようだけれど


リスクも伴う。







民法で 


未成年者が契約などの法律行為をする場合は


原則として法定代理人の同意が必要とされ、


同意のない法律行為については


取り消すことができる、と定められている。



これは まだ未熟で 契約できるだけの


力が備わっていない未成年者を


保護するためのもので


未成年者取消権という。



18歳で成年となったら


もう、未成年者取消では守られなくなる。



たかが2年 されど2年だ。



インスタグラムで流れてくる、


怪しげな副業や怪しげな投資の数々。



こういうものに 惑わされない大人に


なれるだろうか。



金融庁とか消費者庁のサイトでは


若者向けの啓発パンフレットも用意されている。





自分の子どもや 孫や 若い人たちに


前を歩く大人たちが


どうか 教えてあげて欲しい。




大人になるということは


自由に歩ける楽しさもあるが


同じくらい大きな責任も伴うのだ。




世の中には たくさんの罠がある。


この罠で転がり落ちる人もいる。




自分を守れるのは 自分自身だ。


  情報リテラシー


  金融リテラシー


知恵と知識を蓄えて 



自分の足で 歩いて欲しい。






そして



困ったときには ひとりで悩まず


最寄りの消費生活センターで


相談して欲しい。



無料だし 専門的な知見を備えた相談員が


解決へのアドバイスをしてくれる。


もちろん、老若男女を問わず だ。


110番や119番と同じように 覚えて欲しい。



  188番  いやや消費者被害



知恵と知識がないために


転がり落ちることのないように。