センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 あぁ、夏休み


人間関係に悩んでる暇がないほど多忙だ。



朝、7時半には子どもたちが少しずつ集まり


1時間もすると、密になってくる。



入室確認、体温確認、お弁当確認…


山ほどやることがあって



エアコンが効いてるはずの部屋で


汗だくになっている。



子どもたちは次々に訴えてくるのだ。



「ねぇ~、やることがない!」


いや、おもちゃは沢山あるし…



「ねぇ~、遊ぶ子がいない!


いや、いや、ゴロゴロいるでしょ乁⁠[⁠ ⁠◕⁠ ⁠ᴥ⁠ ⁠◕⁠ ⁠]⁠ㄏ



イマドキは小学校の低学年から


スマホを持たせたりするので、


スマホがないと、退屈するらしい。



自分から誰かを誘おう、とか


自分で工夫して遊ぼう、とか



そういうことができない。


大人とマンツーマンで遊びたがる。



山ほどある仕事の合間に


子どもたちを結びつけたり


遊びの提案をしたり



尻尾があったって足りないくらいだ。



そのうち、学童で働くロボットとか


できたりしないかな?



オセロとかトランプくらいなら


ロボットでもできそうである。



「オカタヅケシマショウ」


「ヘヤノナカデハシッテハイケマセン」



それくらいの注意はしてくれそうだ。



しかし…


お猿軍団である。



ロボットは、あっという間に壊されそうだ。



生身の人間である私は


思い通りにならずに拗ねる子どもに


蹴られ、叩かれ、足を踏まれるಥ⁠_⁠ಥ



若いアルバイトの女の子は


お昼になると、疲れて居眠りしている。



疲れるよね。若くてもね。



来週は、子どもたちを外のイベントに


連れて行かねばならない。



部屋の中でさえ、


毎日、緊張しながらの勤務である。



この子たちを無事に連れて行き、


無事に帰るのは、あたりまえのことだけれど



そのあたりまえのミッションが


ものすごく高いハードルに思えて



スタッフ一同、不安が隠せないのである。


この夏を無事に乗り切りたい。


私の願いは、ただそれだけなのだ(⁠・⁠_⁠・⁠;⁠)