センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 茹でガエル



       wikipediaより




平和憲法が踏みにじられようとしている今


福島の現実を 過去のものにして、


忘れ去ろうとしている今



私は、この茹でガエルの法則を思い出す。



現実には、この茹でガエルの法則は


間違っている。



この茹でガエルの実験の結果は



沸騰したお湯に入れれば


カエルは死んでしまうし



徐々に湯温を上げれば


カエルは外に飛び出すのだ。



しかし、


たとえとしてのこの話は


理屈としては よく理解できる。





安倍政権において 強行されたあれこれが


平和憲法を根底から揺るがす、


今日の転換点へとつながる。



少しずつ 少しずつ


今日につながる土台を 彼の人は


着実に築き上げた。



それが 彼の人の理想であり


彼の政党の理想であったわけだ。




大丈夫、日本は大丈夫。


ちょっとくらい 湯温が上がっても大丈夫。


これくらいは 大丈夫。




  私たちは もう既に茹でガエルだ。




今、ここから脱出しなければ


私たちは、死ぬ。



私たちの平和も 安全も 自由も 死ぬ。



「敵基地攻撃能力」は


専守防衛を投げ捨て 平和国家を投げ捨て


他国に脅威を与える国になる、ということ。




「撃たれたら撃ち返す」から


「撃たれる前に撃つ」国へと


変わっていく、ということ。




 戦争をする国になる、ということだ。



誰かの故郷に ミサイルが飛んできて


誰かの故郷に ミサイルを撃ち込んで



それを 正義と言い放つ、ということだ。



利益の大きな軍需産業へ魂を売り渡す輩に


私たちの命を預けるな。



湯温はどんどん上がる。


めんどくさいから、もう少しって


その湯温に慣れていったら



私たちは死ぬ。


茹でガエルになって 死ぬ。




 Noと言え、Noと言え、Noと言え!


 茹でガエルになる前に


 Noと言え!