センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

「愚直に」お願い申し上げます




一昨日の総理大臣の年頭記者会見で


「愚直に挑戦」という言葉があって



きっと この方は「愚直に」という言葉が


お好きなんだろうな、



ても、こういう言葉が似合わなくなったな、


と思った。



総理大臣に就任後の


阿川佐和子さんとの対談を読んだとき



真面目で誠実な感じがして、好感を持った。



国会で、自分がヤジられるとむきになるのに


他の人へのヤジは品がなかった前前総理とか



もはやマフィアにしか見えないあの方とか


失言だらけで目も当てられないあの方とか



それに比べれば ずっと品良く感じられた。




でも、あの国葬儀問題から後は、


どんどん引き算されていって



年末のあの安全保障大転換や原発推進転換


にいたっては



何を血迷ったか、と呆れた。



記者会見の総理を見ていたら


なんだか「汚れちまった悲しみに」という


中原中也の詩を思い出した。



もう、記者会見のその言葉が響かない。




  本当に国民のための政治を


  

 「愚直に」お願い申し上げます。