誰のモノでもない自分
「君は俺のモノだ。」
と言われたら…
相手やシチュエーションによっては
嬉しいんだろうか?
若い頃、これを夫に言われた時、
私はちっとも嬉しくなかった。
私の人生は私のもので、
誰のモノでもないし
誰のモノにもなりたくない。
彼の言った、「俺のモノ」は
たとえば「俺の車」だったり
「俺の鞄」だったり
そういうモノと変わりない。
俺のモノだから、
俺のために動いて
俺のために尽くして
いつだって俺が最優先であたりまえ。
貴方のお母さんは
貴方を最優先にできた。
貴方は愛人の子でもないし
お腹を痛めた最愛の存在なのだから。
私は貴方を生んではいないし
貴方を育ててもいない。
貴方のお母さんではないんだよ。
無償の愛とやらを
求める相手を間違えている。
私は私。
貴方の所有物にはなりたくない。
誰のモノにもなりたくない。
「俺のモノ」 は
だからどんな扱いでもいいという
免罪符にはならないよ。
私は私のもの。
結婚が
自分の大事な人生を
相手に売り渡すモノなら
そんなモノ
いらない。
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