センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 ダメージ


今朝は 起きるのが辛かった。



昨夜、寝る前から痛かったのだが



首が痛い。



右肩から首にかけて重くて痛い。



腰も 手のひらも 指も  痛い。



おまけに腿の裏側が筋肉痛だ。



夫の部屋の現状回復に必死になり過ぎて



あちこちに痛みが出ている。




今日、掃除の仕上げに行く予定だったが



諦めた。






こういうとき 自分の年齢を自覚する。



ひと晩眠れば回復していた若さが



もう自分にはないのだ。





人間はいつかは死ぬ。




そんなあたりまえのことを



実は私たちは他人事に思っている。



夫もそうだ。



死ぬつもりなんかなかった。




お酒に弱くなっていたことも



自分の体が弱ってきたことも



自覚があったはずなのに




死は ずっと先にあるものでしかなかった。




きっと 本人が1番驚いているはずだ。







アルコール依存は 病院で治療を受ければ 



良くなるはずだと信じていたが



それは私の希望的観測だったかも知れない。





脳が覚えてしまったことを



リセットするのは簡単ではない。



それ相応の覚悟が必要なのだ。





それでも トライして欲しかった。



まだ、やり直せる年齢だった。





そうして



あの荒んだ部屋を



彼自身の手で リセットして欲しかった。




私は 自分の体のダメージにため息をついて



もう一度 心の中で叫ぶ。




   「いい加減にしろ!」