センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 いい加減にしろ!


今日は朝から 掃除に出かけた。


夫の住んでいた部屋だ。



お天気が良くて 比較的暖かく


掃除をするには絶好の日だ。





まず、


フローリングにアルカリ電解水を振りかけ


汚れを浮かす間に窓を拭く。



スプレーは3本持ってきたのに


あっという間に空になる。


予備で詰替え用を持って来たので助かった。




窓も 壁も 床も 押入れも


どこもかも埃だらけで汚れている。



時々 気持ちが折れかかるが


とりあえずひと部屋をきれいにすると


達成感で次に繋げられる。




 次男が


「お〜、きれいになったじゃん」


と褒めてくれたので 


もうやめようか という言葉を呑み込んだ。






どうにか フローリングがきれいになり


二人共、クタクタになったので


切り上げようと キッチンの扉を開けると



悲惨なことになっていた。



目に入ったからには やらねばならぬ。




そうして



3時間ほど 掃除をして 



思っていたよりずっときれいになった。



業者に頼んだキッチンや洗面所の掃除は



あまりにアバウトで



私たちが追加で掃除しなければ



とても 満足とはいかなかった。



前に テレビで見た特殊清掃と片づけは



夫と同じくらいの部屋で 40万円だった。



満足いくまできれいにしたら



きっと それくらいになっただろう。







掃除の終わり頃 次男がつぶやいた。



「いくらなんでも 掃除しなさすぎだろ」



住んでいた夫に対して である。




    本当にそうだ。




 夢でうなされそうなくらいだ。




  今、夫にひと言言いたい。





   「いい加減にしろ!」