センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 夏の諦め


心身ともに疲れているので


「やらねばならぬ」ことができない。


体が動かない。やりたくない。



そのくせ


レモンシロップを作ってみたり


ブルーベリーを増やす実験をしてみたり



ど〜でもいいことばかりに時間を費やす。



クッタクタに疲れて帰宅し


冷蔵庫から梅シロップを取り出す。



このために1ケース買った炭酸水は


キリッと冷えて、出番を待っている。



琉球ガラスのコップに


梅シロップと炭酸水を注ぐ。



シュワシュワ〜という爽やかな音。


そのスッキリした酸味と甘味。



この一瞬の幸せのために


汗だくでヘトヘトの時間を過ごしてきたのだ


と思うほどである。




仕事はもはや諦めの中で回る。


私のシフトの時間は間違ってるし


シフトに入っている人は来ない。



何故?どうして、そんなことになる?



面積いっぱいに広がる子どもたちに


酸欠になりそうな私である。



異次元の少子化対策とか


キャッチコピーはもういいから



ちゃんと見て!


ちゃんと聞いて!


ちゃんと動いて!



子どもを預かる現場は疲弊してるんだから


そこをちゃんと考えて!



目の前にぶら下がる夏休み。


私は梅シロップで乗り切れるだろうか?