センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 「タガタメ」


久しぶりに職業訓練の仲間と会った。



お互いに新しい職場について聞き、話し、


働くって なかなか大変だよね、と


笑い合って別れた。



1年、同じ時間を共有した仲間は特別だ。



楽しいだけではない、きつい時間を共有し


助け合ってきたので



友だちというのとは違う、


やっぱり「仲間」というのがしっくりくる。





新しい職場は、いろいろな人と話すことで


どうしてギスギスしているのか


何が問題なのかが 明らかになってくる。



少子化の昨今なので


こうした施設はお子さまの取り合いだ。



前の職場では、社長が言った。


「これはサービス業なのだ」と。



その考え方を否定する気はないけれど


子どもを集めるためのサービス競争が



スタッフを疲弊させ、


結果として 居心地の悪い職場にする。



そして、そのサービスのてんこ盛りが


受け入れ人数の増加が


保育の質を著しく悪くする。



それは、本末転倒という話なのだけれど。



福祉とか 保育とか 教育とか


公のお金が投入される現場は



机上で考えられたことが


現場の実情と合わないまま進められる。



「お子さまと保護者様」へのサービスが


トゥーマッチになることで


税金の無駄遣いに繋がることだってある。



異次元の少子化対策は


ちゃんと現場を視察して


本当に必要なことは何か?ということを



よくよく考えて進めていただきたいと思う。



今、お金をバラまいたって


結局、このつけは次世代が背負わされる。





のどの腫れは治まりつつある。


久しぶりの仲間とのおしゃべりで



少し気持ちがすっきりした。


お互いに、自分の人生も大事なのだから


無理せず ほどほどに働こう、と話したが



昭和生まれの私たちは


痛むあちこちを我慢しながら



その落としどころを探しつつ、進む。




Mr.Children「タガタメ」from Stadium Tour 2015 未完