センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 足元を見られる

新聞を読んでいて、気になった。


マンションの大規模修繕工事についてだ。



マンションは一般的に12〜15年程度の周期で


大規模修繕工事をすることが


イメージされているらしい。



この大規模修繕工事が割高になるケースが


増えている。



素人は工事に疎い。足元を見られるのだ。



割高な工事をきっかけに


修繕積立金の値上げをせざるを得ない例も


あると言う。








これは他人事ではないな、と思う。



うちは戸建てだが、


工事のときは 本当に色々あった。



私が女だからなのか 素人だからなのか


いろんな場面で トラブルがあった。



信用できる工務店だと信じていたし


担当者も誠実な人だと思っていた。



しかし、ことごとく信用を裏切られた。



たとえ素人であっても


きちんとした知識は必要だと


そのとき思い知った。







だから



マンションの大規模修繕工事で


割高な請求をする管理会社のやり口が



なるほど、ありうることだと感じる。



知識のある相手に


割高な工事代金を請求するのは難しい。



知恵と知識は


私たちの盾となり 矛となるのだ。



買っておしまい、建てておしまいではない。



私たち人間と同じように



建物も老いていくのである。


無関心でいると、



     足元を見られる。