センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 術中にはまる


新聞広告を見るたびに


またか…と思う。



年間の登場回数は最多ではないだろうか。



週刊誌のタイトルにいつも見かける名前。


もう一般人になったはずのお二人だ。



私は 皇室ウォッチャーでもないし


右でも左でもないけれど…



もういい加減、そっとしておいてあげたら?


と思う。



このお二人のことを取り上げたら


部数が伸びる、ってことなんだろうけれど



そんなに興味があるのかな?






お相手の方が 2月の試験に落ちたと


新聞も取り上げたときには 驚いた。



そんなに 国民はそれを知りたかったのか?



個人情報にはナーバスになるのに


試験に落ちたなんて、とても個人的な話を



簡単に言うと 曝しているわけで。



ここまで来ると


さすがにやり過ぎではないか、と思う。






前に 知恵袋で



皇室の人が湯水のように


血税を無駄遣いしていることが


我慢ならない



と書いていた人がいたけれど



皇室だって 納めるべき税金は納めているし


むしろ無駄遣いなんてできないだろう。



私たちに確かめようもないことを


週刊誌の書いたように信じて



人の失敗を笑い、袋叩きにするのは


見事に 週刊誌の術中に


はまってしまったということではないか。



いじめの被害者には心を寄せるのに



叩く側にまわるときには


平気で邪悪な方に傾いてしまうのは怖い。





 私たちは 簡単に術中にはまる。