センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

ごめんよ、ハーゲンダッツ

そうなのだ。

よくあるやつだ。


自分へのご褒美という名の甘やかし。


仕事をしているとき、あまりにもハードで

毎日がいっぱいいっぱいだった。


だから、休みの前の日は知らず知らずとテンションが上がる。


嬉しくて、いつの間にか

休みの前夜はハーゲンダッツ、というのが定番になっていた。





しかも


仕事のある日は、晩ごはんが遅く、


ハーゲンダッツは9時を過ぎてのデザートだった。


禁断の9時過ぎスイーツ!


そして、その結果はと言うと




健診結果を聞きに行った病院で

初めてこんなものを渡されたのだった。


もともと、善玉コレステロール値が高く、

それに伴い、悪玉コレステロール値も年々増えていた。


昨年も注意されていたのだが、


今年は


「これは治療のレベルです」


と言われてしまったのだった。!!!


で、


動脈硬化を疑われ、エコーでの検査を予約する羽目になってしまった。





ごめんよ、ハーゲンダッツ

君のせいじゃない。


我が家にはいつだって10個ものハーゲンダッツが常備されている。


SALEになるたび、ストックしていたのだ。

ハーゲンダッツを愛してやまない私と息子のご褒美スイーツ。


自分の年齢を忘れていた。


見た目はまったく標準体形なので、

もたつくウェストにも、ジーンズのサイズをワンサイズ上げたことにも


全部、見て見ぬ振りをしていた。


ごめんよ、ハーゲンダッツ

君のせいじゃない


柿ピーだって  ロイズのチョコだって

毎日、2枚も食べてたパンだって


自分に甘い私のせいだ。


とりあえず


君とはしばらくお別れだ。


絶対3キロやせるから!

絶対コレステロール値を下げるから!


その魅惑的な口どけに後ろ髪を引かれるけれど、

あの至福の時間はかけがえのないものだけど


ごめんよ、ハーゲンダッツ


私はがんばる。


その日が来るまで、待ってて欲しい。