センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 NoとYesの間には

青色


仕事で、オーナーからの丸投げが続き、


私たちは疲弊した。



疲弊して、その不満はやがて


オーナーだけではなく、


互いにも向かった。



Noと言わなきゃ!



私たちは合言葉のように言ったけれど、


そして、それを目指したけれど。



気づいてしまった。


あたりまえのことに。



Noと言ったら、その仕事は


Noと言えない他の誰かに回される。



Noと言ったからって


その仕事が消えて無くなるわけじゃない。



Noと言わなきゃ。


でも、それが誰かにYesを強要する。



毎日のバタバタの中で疲弊してしまうと、


誰かの痛みに気づかない。



気づいてしまうと、Noと言えない。



必要とされたい欲から逃れられず、


いったい何を目指してるんだろ…


時々、ためいきで吐き出す。



いつまで働くかなぁ…



やりがいだとか、


社会とのつながりだとか、


経済的な自立だとか…




でも、いつまで?とか何のため?とか


そんなワードが頭に浮かんだら、


そこに答がある気もする。



迷い道に入り込んで、


さて、どちらに進むのか、と


途方に暮れる週の始まりである。



私たちは黄昏を歩くセンチメンタル同盟