センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 こんな8月

青色


GWが終わった時、長男がため息をついた。


「あ〜あ、終わっちゃった…」



私は笑いながら、


「すぐにお盆がやって来るよ」と慰めた。




原爆の日、という新聞のタイトルに


ハッとした。



あぁ、もう8月なんだ。


8月であることはわかっていても、


8月を生きていなかった。



本当にすぐにお盆はやって来る。


高校野球も始まっていた。



私の時間軸はどこかズレている。



子どもたちの夏休みが始まると


人手不足のシフト確認に追われ、


確認しても確認しても終わらない。



来るはずの学生バイトは来ないし、


同僚同士がつまらないことで揉めて、


シフトをひっくり返す。



それを立て直すために


再度、シフトの確認に追われ、


オフの時間も見事に仕事モードだ。



嫌というほどカレンダーの確認をするのに、


8月の実感もないまま、お盆休みは始まる。



やりがいとか生きがいとか、


そんなことより今を生きなくちゃ。



永遠に来ない「いつか」を待っているより、


今を生きなくちゃ。



誰にも必要とされなくなったら、


そんなことに怯えるより、



誰にも当てにされない自由を


思い切り謳歌したらいいんじゃないか?




金曜日に次男が帰省したけれど、


迎える準備も中途半端なままだった。



ようやく今日、重い腰を上げて


買い物に出かけた。



野菜、果物、お肉、お菓子、パン…



大量の食料をかごに入れて、精算し、


働いているからこそできる贅沢なのだ、と


疲れた心身に言い聞かせる。



手放すことが怖いものって何だろう?



案外、手放したらすっきりするかもしれない


と思うのだけれど…


小市民はグラグラと揺れ続ける。



やりがいとか生きがいとかお金とか…


欲ってやつはきりがない。



自分探しをする若さはもうないが、


自分が何を求めているのかは


考えてもいい気がする。



私が本当に欲しいものは


いったい何だろう?


私たちは黄昏を歩くセンチメンタル同盟