こんなリアル
なかなかリアルで、つい見てしまうんだけど
笑いつつ笑えない、というのが、
この職業あるあるの動画である。
確かに学校の先生も大変だ。
私は忙しい自営業の家に育ったので、
早食いには自信がある。
しかし、その私でも勝てない、と思うのが
学校の先生だ。
短い給食の時間に配膳の指導をし、
全員での「いただきます」が終わったら、
あっという間に自分の給食を平らげる。
そして、全員の宿題の丸付けをして、
連絡帳に目を通して、返事を書く。
その間にも、やれ牛乳をこぼした、だの
おかずをひっくり返した、だの
あちこちで先生コールが起きる。
目の回る忙しさである。
交換日記か!と言うほど、毎日あれこれと
連絡帳に書いてくる親たち。
放課になると、職員室の電話で
保護者に謝罪の電話をかけているのは、
自分で自分のメガネを踏んづけて壊した、
手のかかる児童の担任である。
今どきの保護者は本当にちょっとしたことで
クレームの電話をかけてきて、
教師はその対応に追われる。
教師は聖人君子ではないから、
そのストレスのはけ口は
児童にも同僚にも向かうわけで…
学校に関する問題は、
学校や教師だけにあるわけではなく、
保護者も無関係ではないのだ。
定年間近のベテラン教師がつぶやいた。
このお母さんたちを育ててきたのも
私たちなのよね、と。
こんなに教師が病んで
こんなに子どもたちが不登校になって…
これが先進国の教育現場。
この問題点を、誰かの何かのせいにしたり、
評論家のように語ってるだけじゃ
きっと何も変わらない。
それぞれの痛みを理解することから
始めないとね、と思う。
また、あっという間に新しい春は来る。

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