センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 「大人の流儀」


その作家がくも膜下出血で倒れたとき


女優だった妻が出したコメントは


切実なものだった。



ダンディな売れっ子作家。


かつて 松田聖子さんのコンサートを


演出したことでも知られている。



昔、ひまわりのように明るく美しい妻は


松田聖子さんとお揃いのイヤリングを


していた。



そして、若くて美しいまま天に召された。



昨日、ブログに書いた作家は、


その夫、その人である。





病に倒れた後、復帰を心配されていたが


人生相談の回答を読む限り、なんの、なんの


その毒舌は健在である。




「僕は一度も恋をしたことがありません。


 当然未婚で、恋人もいません。


 素人との性的な関係はありません。


 たまに風俗店は行きます。


 こんなんでいいんでしょうか?」



という、59歳、無職の男性への回答は



「あんたが私の想像するバカなら、


 このままの方が他人に迷惑かけないから


 イイんじゃないか。


 あんたのは悩みじゃなくて、


 神様から受けてる仕打ちだろう。


 それに、59歳で無職とよく書くネ。


 “無職”は人間じゃないと同等ですから。」



となる。



この方は、相談者が


風俗嬢ではない女性を「素人」と言うことに


いたくご立腹なのである。



「根っから差別意識を持ってるあんたに


 惚れる女性がどこに居ると思ってるの?」


と続き、



そして、


「甘すぎるんだよ、世の中に対する考えが!


 バカモン!」


と締めくくるのである。




いやぁ、ここまで振り切れていると


むしろ清々しいかも知れない(⁠ノ゚⁠0゚⁠)⁠ノ⁠~




差別意識ってさ、どの口が言う?



女の下着を男に洗わせることが


「バカかアホ」のすることで



「無職は人間じゃないと同等」で?



クレームなんて なんのその?


なんたって あの雑誌だもの乁⁠ ⁠˘⁠ ⁠o⁠ ⁠˘⁠ ⁠ㄏ


勝ち組は最強なのだ。




いや、ワタクシ、


実はこの作家さん嫌いじゃない。


あの雑誌も高校生の時から読んでるし。



でもね、


時代は変化してる。もう、昭和じゃない。



おもしろければ、何でもいいってのは


「大人の流儀」としてどうなの?