センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 鬼門のしっぽ


やった!鬼門を抜けたぞ!


と安堵していた私だった。



1月最後の日の午後、


なんだか喉がいがらっぼいな、だるいな、


とは感じた。



訓練を終えて帰宅後、


ブログの予約投稿をして、食事の支度をし、


長男と食べ始めた。


(その予約投稿さえ、


 なんと3月になっていた)




ふくらはぎや太ももがだるくて痛い。


これは、まずいかも、と


葛根湯とにんにく卵黄のサプリを飲んだ。



私はサプリメントをあまり信用しなかった。



でも、子どもが小さい頃、


あまりに何度も自分が風邪をひき



あまりに重症化するので


藁にもすがる思いで


にんにく卵黄を試すことにした。



子どもにも夫にも飲ませた。


すぐに風邪をひき肺炎になるほどだった夫も



いつしか風邪と無縁になった。


私も子どもも 風邪をひかなくなった。



それで、もう25年も飲み続けている。



ステマではないので、


メーカー名は書かないけれど


私は絶大な信頼を寄せている。



しかし、そのにんにく卵黄を持ってしても


今回は太刀打ちできなかった。


無念であるʕ⁠´⁠•⁠ ⁠ᴥ⁠•̥⁠`⁠ʔ



たぶん、


この葛根湯とにんにく卵黄のセットで


温かくして寝ていれば良かったと思う。



しかし、失業保険を受給して


職業訓練を受ける身である。



病院に行った証明が必要になる。



葛根湯でいいんだけどな、と思いながら


頭痛と吐き気に耐えて病院に向かう。



徒歩7分の道のりはかなり寒い。



珍しく病院は空いていたので


ホッとしたが、



家では平熱だった体温が


病院では上がっている。



すぐさま待合室脇にある、


階段下の椅子で隔離された。



ここがものすごく寒い。


ヒーターはあるけれど とにかく寒い。



目を開けると 気持ち悪くなるので


ひたすら目を閉じて待つ。



ようやく順番が来て 診察になった。



先生は昔からお世話になっている、


親先生だ。



もう随分とおじいちゃんになったが


優しい笑顔は変わらない。



喉を見て「うわ〜、真っ赤になってる!」


と言いながら、


うがいの仕方も教えてくれる。



喉の下や首や背中も触って、確認する。


こんな先生はあまりいない。



大病院の先生はPCの入力に忙しい。



血液検査の結果を見ながら


「間違いなく普通の風邪」と断言される。



このかかりつけ医はPCR検査をしないので


たぶん、多くの医師がそうであるように



わざわざコロナをあぶり出さない、と


決めたのだろうと思う。



普通の風邪を大ごとにしない、と。



それでも、長男の会社や


訓練校のことを考えると


検査は必要な気がする。



もう少し、体調が良くなったら


検査を受けてこようと思う。


それまでは 自宅待機だ。



それにしても



受診するのが こんなに大変だとは༎ຶ⁠‿⁠༎ຶ



会計が終わって 薬を受け取る頃には


2時間を過ぎていた。



丁寧に薬の説明をしてくれるが


私の体力は限界である。



「お願いだから、早く家に帰して〜ಥ⁠‿⁠ಥ」


と心の中で叫びつつ、



ようやく帰途につく。


徒歩7分の距離は何の罰ゲームかと思うほど


吐き気との闘いだった。



そうして


2日目の今日も私はベッドの中だ。



鬼門はしっぽの先まで鬼門なのだった。