センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

運はどこから




何年か前に購入して、忘れていた本だ。



この本では、脳に関する色々な研究者の研究や


実験の結果が紹介されていて、なかなか面白い。




人差し指と薬指の長さの比なんて


気にしたこともなかったのだが、


人差し指が短い人の方が


株取引で儲け上手なのだという。





この左側のような指、ということだ。


これは都市伝説でもなんでもなく、


ケンブリッジ大学のコーツ博士という人が


ロンドンの個人投資家49名を集め、


指の比率と株取引における年間損得額を


比較した結果なのだという。



薬指に対する人差し指の比率が


小さければ小さいほど


収入が多く、


ビジネス現場で長くサバイバルできる。


ということらしい。


これには、男性ホルモンの1種である、


テストステロンが大きく関わっている。


指の長さは、胎生期に浴びた、


テストステロンの量を反映している。


テストステロンは胎児の指の先端で


「hox系遺伝子」の発現を促し、


その結果、人差し指を短くする、


という仕組みらしいのだ。





早速、自分の指を比べて見る。



おお〜、やっぱりね。


私の指はどちらも同じ長さだ。


投資家には向いていないらしい。


コツコツ地道に歩むしかなさそうだ。






まだ、父が生きていた頃、


何気なくパソコンで姓名判断を見ていた。


独身の頃の私の姓名は


なかなか運が良い、という結果だったが、


結婚後の姓名は最悪で、


身体が弱く、後半苦労する、と


書かれていた。



父に話すと、


名前に点をつけて、一画増やせばいい、と


お気楽なアドバイスをくれたものだ。




この姓名判断が当たっているかは別にして、


運の良さ、というのはきっとある。


そして、それは


案外、このホルモンの話のように


生まれ持った何か なのかも知れない。



お金持ちになって成功する、という夢は


残念ながら縁がないらしいので


せめて、


ヨタヘロの後半戦は


日々慎ましく、


自分のご機嫌を取りながら


ニコニコと暮らせたらOKとしよう。