センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

「成長は選んだ人が通る道」

ダフネ・セルフは現在93歳。


2014年、当時85歳で世界最高年齢モデルとしてギネスブックに認定された女性だ。


5年前、初めて手に取ったこの本は、


今でも素敵な人生の先輩として、


くたびれた心を鼓舞してくれる。





ダフネは素敵な女性だ。


この本は88歳のときに書かれたものだが、


モデルとして美しいだけでなく、


人として、とても美しく、チャーミングだ。


好奇心が彼女の元気の源で、


常に忙しく動いている。


「いまだ、というときに行動しないと、チャンスはもう一生めぐって来ないかもしれない。そうでしょう?」



何故なら、


「この世は知らないことに溢れていて、でも人生には限りがある。だったら、今日という日を、いまというこの瞬間を、存分に味わわなくてはもったいない。」





この人は、過去も未来も全力で駆け抜けて行くのだ。







88歳にして、こんなポジティブな生き方をできる人がいる。


加齢に伴うあれやこれ、を


「好きになれないところは、ちらっと見る程度でいいのです。


とダフネは明るく割り切ってしまう。



いいぞ、いいぞ。



美容院の鏡で自分に向き合う度、


ぞっとしていた私には、


こんな素敵な人生の先輩がいてくれることが


とても心強い。




そうだ。いつだって今日が1番若いのだから。



頸椎ヘルニアやヘバーデン結節、


呆れるほどの物忘れ。


しみ、しわ、白髪etc…



日々、少しずつ失うものも多いが


こんなふうに素敵に前を歩いてくれる人が


私たちの背中を押してくれるのなら


まだまだ、がんばっていける気がする。



「老いは誰もが通る道、成長は選んだ人が通る道」



ダフネが大好きだと選んだこの言葉は


常にポジティブに前を向いて歩んできた、


この美しい人にふさわしい言葉だ。



私も、


選んだ人が通る道 を


日々、努力して歩んで行きたい。