センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 12月がやって来た


もう12月である。



嘘でしょ?今年も終わり?



去年の今頃は老猫も生きていた。


でも、毎日怖くて憂鬱だった。



年を越せるか越せないか、という感じで


少しずつ食べられなくなっていった。



猫の寿命からすれば


十分長生きだったし、死は避けようもない。



それでも 失うことが怖くて


つらい12月だった。



でも、クリスマスが過ぎて


いよいよ旅立ってしまうと



悲しみと共に どこかで安堵していた。



もう、苦しまなくていい。


あらゆる痛みや苦しみから開放された。



もう、心配しなくていい。


失う痛みと対峙することを恐れなくていい。





あれから


もう、1年経ったのだ。



早いな。嘘みたいだ。



月末に向けて 加速度をつけて早く過ぎる、


この特別な12月。



気忙しいが 大きく深呼吸して


この日々を大事に過ごしていこう。



同じ12月は二度とやって来ないのだから。