お試しで１万円近い化粧品が500円で買える

というネット広告を見てポチッとしたけれど　

それは初回だけで、次回からは

定価で購入することを約束する契約だった。

慌てて　受取拒否をして

クーリングオフができると思ったけれど

通販はクーリングオフができず

品物もないのに、１万円近くを払うことに。

というブログ記事を読んだ。

これは　近年多いトラブルだ。

こうしたネット広告は誰でも一度は

見たことがあると思う。

私は　実務に就いたことはないが

こういう相談を受け付ける、

消費生活センターで働ける資格を

持っている。

だから　こういう記事は　とても気になる。

一緒に研修を受けた友だちは

現役の消費生活専門相談員だ。

気になったので、ラインで尋ねてみた。

こういうトラブルは多いので

ポチッとする前に

最終確認画面をきちんと確認して

スクショすることが大事らしい。

トラブルになったときの証拠になるのだ。

特定商取引法が改正されて

事業者に対して厳しくなったのだが

もちろん消費者にも慎重さが求められる。

ポチッとする前に、

必ずきちんと確認しよう。

そして

そのミスを自己責任で片付けないで

消費者を保護するシステムもあることを

知っておこう。

日本人は奥ゆかしいので

自分が悪い、と諦めてしまうが

こうしたトラブルに対して

きちんとアクションを起こすことが

次に続く被害を阻止することに繋がる。

自分だけではなく、他の人のため

ひいては　正しい商取引のためになるのだ。

消費生活センターや国民生活センターは

こうしたトラブルは得意分野だ。

きちんと研修を受け、研鑽を積んだ相談員が

電話で無料で相談にのってくれる。

守秘義務もあるので安心だ。

こうした相談事例の積み重ねが

消費者への注意喚起に繋がる。

プロは物事をシンプルにする。

相談できる所を知り

自分自身も知恵を授かる。

失敗は勉強になるが

さらに進んで　その解決の糸口を知ることが

本当の意味での勉強になるのだ。

どうか　ポチッとする前に

確認とスクショを！

そして

困ったときは諦めずに

プロに相談を！